たこ・魚の目
たこ・魚の目は、両方とも足の裏の皮膚が厚くなる症状があります。
「魚の目」は厚くなった角質が皮膚の内部に向かってくさび状に芯が出来ていきます。神経に近くなるため、ひどくなると上から押されるなど少しの刺激で鋭い痛みを感じるようになります。一方、「たこ」は皮膚が外側に厚く盛り上がり、芯が無く、痛みはありません。
両方とも共通した原因として、合わない靴を履いていたり、正しくない姿勢・歩き方によって足に余計な力がかかり、圧迫やこすれが生じて皮膚がその部分を守ろうとして厚くなることがあげられます。
どちらも、力のかかりやすいつま先寄りにできやすい傾向にあります。また、女性は冷え性による血行不良が原因で皮膚の角質化が起こりやすいとも言われています。
高齢者の場合はまれに糖尿病や動脈硬化による血行不良を疑う必要もあります。
たこ・魚の目の治療
まず、症状が進行しないよう合わない靴を履かないようにしましょう。
できてしまったたこ・魚の目は、貼り薬で硬くなった部分を柔らかくして取り除く方法が一般的です。柔らかくなった皮膚とともに、10日ほどで芯ごと取れていきます。
大きな魚の目などはさらに外科的にメスを用いて取り除く方法もあります。再発を防ぐため、靴や姿勢に気をつけましょう。