口唇ヘルペス
唇やその周囲に小さな水ぶくれが出来る“口唇ヘルペス”は、単純ヘルペスウイルスが原因で起こります。感染力が強く、直接的な接触やウイルスがついたタオルやグラスなどを介して感染していきます。このウイルスは、普段は神経節でおとなしく潜伏していますが、すでに感染して免疫を持っている人でも、風邪などで体力が低下したときなど隙があれば再発を繰り返します。大人にみられる口唇ヘルペスはほとんど再発型です。症状が出ても自然に治り、再発のたびに軽症化していくことが多いですが、まれに悪化してしまいウィルスが爆発的に増えた時などは神経節に戻るウィルスも増え、再発も多くなり症状も重くなるので、発症したときの正しい治療が大切です。
口唇ヘルペスの治療
抗ウイルス薬を使用します。外用・内服・点滴の3種類をヘルペスの状態や症状により使い分けます。患部を清潔に保ち、体の免疫が落ちないよう食事や睡眠など規則正しい生活を心掛けてストレスを溜め込まないようにしましょう。