日焼け
日焼けは、赤くなる「サンバーン」と黒くなる「サンタン」に分けられます。赤くなるサンバーンは痛みを伴い、時によって水ぶくれなどを起こすこともあります。肌のタイプによって症状は大きく異なりますが、とくに白い肌の人はサンバーンを起こしやすく、注意が必要です。
黒くなるサンタンはメラニンという色素がメラノサイトという色素産生細胞でつくられたあと、表皮に現れてくるものです。そのメラニンの働きよって、紫外線によるDNAの損傷を防いでいるのです。つまり、日焼けを起こすほどに大量に紫外線を浴びれば、表皮の細胞のDNAも傷ついているということです。
通常ならばその傷はいずれ修復されますが、うまく修復できなかった傷が積み重なると皮膚のガンや老化(しわ、しみ)につながっていきます。昔はビタミンD生成のため日焼けが推奨されていたこともありましたが、現在では数分の日光浴で十分な量が得られるとされています。無用な日焼けは避けるようにしましょう。
日焼けの治療
焼けてしまった場合は、通常のやけどと同じようにまず患部を冷やしましょう。たかが日焼けと思わずに、焼けた部分のひどい痛み・頭痛や発熱がある・水ぶくれが出来ているなど、重篤な症状の場合はすぐに病院を受診してください。また、水ぶくれは潰すとそこから細菌が入り広範囲に化膿することがありますので、潰さないようにして下さい。